とんでも講演

今日は保育園の参観日なので出席した。講演の講師は非常に話のうまい面白い人だったが、中身がトンデモで。ざくっと書き並べてみる。

  • ゼロ歳児は目が見えない、耳が聞こえない。(新生児ですら、視力は弱いし近眼だが見えている。耳も聞こえている。)
  • 母原病の著者の言うこと(母親が悪くて喘息になる)を全部信じている。(育児責任を母親に押し付けているだけ。喘息にはまず適切な治療。http://rods.plala.jp/~s002/asthma.html中のhttp://rods.plala.jp/~s002/diary/index009.html参照。)
  • 3歳頃に第一反抗期、9歳頃に第二反抗期、15歳頃に第三反抗期が来る。(9歳頃は落ち着いている時期。3歳と15歳は正しいが。)
  • 幾つか水を入れたビーカーを準備し、それぞれ「ありがとう」「ばかやろう」等別々の言葉を書いたラベルを貼って一晩置き、その水を凍らせると「ありがとう」の水はきれいな結晶に、「ばかやろう」の水はぐしゃぐしゃな結晶になる。(http://atom11.phys.ocha.ac.jp/wwatch/misc/comment_misc_06.html参照)
  • 「3歳までにこう育てないと15歳頃必ずこういう問題が出る」等、「特定の時期の子どもの育て方」と「特定の時期の子どもの問題」をストレートに結び付けている。(そんな単純なものじゃないのに。)

いやはや、どう園長先生に伝えたら良いものやら。

以前、近くの公民館でやっていた講演でも、トンデモ講演があったらしい。
「これからはインターネットと英語ができれば何も勉強する必要は無い」
とその大学の先生は断言されていたそうだ。ウソをウソと見抜くための基礎知識がなく、まともな人に相手にされるだけの努力もしない人を増やすだけだってば。