竹を割ったような性格
- 作者: 岡本浩一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2004/12/16
- メディア: 新書
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「何でも反対」も権威主義だというのは面白かった。そういう人はきっとこの冬に、クニミツの政を信じて、八度五分以上熱があっても医者にいかず、タミフルも飲めずにインフルエンザでひぃひぃ言っていたに違いない(id:utumi_k:20050113参照)。
一つ意外な発見があった。「権威主義」という観点からすれば、わたしの勤め先はそうひどくない会社だ。会社で言いたい放題しているもんな、はっはっはっ。
筆者の挙げる「現代日本の権威主義」のうち、いくつかには異論がある。省庁再編と規制緩和は、ファーストベストではないかもしれないが、現実解だと思っているので。
筆者は、さんざん権威主義をこきおろしたあげくに自分が権威主義じゃないか疑っているのだが、一ヶ所筆者の権威主義を感じた部分があった。ある人の反応を権威主義だととりあげている場面で、わざわざ「若い女性」と書いている。
そーゆーわたしも、竹を割ったような性格なので*1、筆者にこき下ろされる側にある。
のびたさんお勧めの現代児童福祉論を購入。もっとも、Death March, 2nd Editionを読んでからになるので、読めるのはかなり先のことになりそうだ。デスマーチ―なぜソフトウエア・プロジェクトは混乱するのかは言わずと知れた、IT業界プロジェクトマネジメントに関する名著だが、いかんせん入手が困難なので原著*2に挑むことにした。