2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

雇用保険と厚生年金

「厚生年金保険料負担を嫌って、厚生年金逃れをする企業が増えている」という話を日経で時折見るので、数字を探してみた。厚生年金適用事業所数: http://www.sia.go.jp/infom/tokei/gaikyo2002/gaikyo2002_07.htm 雇用保険適用事業所数: http://www.mhlw.go.…

正直言うと、理解できない

年金改正を巡っていろいろ報道されたが、正直言ってどうしてこんなに騒がれるのか理解できないトピックがいくつかあったので、書き出してみる。・政治家の年金未納問題 年金の制度が現実に即していないといういい例であることは確かだし、未納・未加入に対し…

データファイル大量に抜けている疑惑

例の年金シミュレーションを先週動かしてみて、ファイルが足りない感触だったので、実行形式が出来たものだけでもファイルを洗い出してみた。と書くとものものしいが、実行したコマンドはこれだけだ。% strings a.out | sort | uniq | grep '^/' | sed 's/%s…

ケータイを変えた

使っているケータイの充電池が寿命を迎え、遂に買い換えることにした。使っているのがなんせDDIポケットだものだから、端末の選択肢はほとんどない。他の会社に乗り換えようかいろいろ迷ったが、結局DDIポケットのままになり、Opera付PHSになった。この暑さ…

中古屋

一学期の始め頃、息子は中学生にGBAを巻き上げられた。うちの子たちには、ゲームやマンガ欲しさに巻き上げるというのがどうも理解できないらしい。自分で遊ぶために取るならまだしも、中古屋に売るというのが理解を超えるそうだ。「お金が欲しいのならがまん…

そりゃ少子化も進むわな

公的年金タスクフォースのblog記事少子化はもうとまらない・・・を読んで、元ネタを読みたくて厚生労働省のサイトを訪れるが、今年前半の出生数の統計が見当たらない。少子化オタクから足を洗って久しいので、webサイトの使い勝手が変わって戸惑う。ついでに…

人の行く裏に道あり花の山

ラーメン屋の話を読んで真っ先に思い浮かんだのは、人の行く裏に道あり花の山という相場格言だ。今週から、急に少年マンガらしい展開になった。「平凡な少年の非凡な才能を、大ベテランが見出す」というのは、「はじめの一歩」「クニミツの政」にもあてはま…

厚生年金運用利率4%を追う(その2)

住信のサイトにあった数字をよく見ると、株式の予想収益率が債券に比べてかなり良い。「せいぜい債券+2%くらいかな」と、日本株式3.5%、世界株式4.9%に修正。電卓に食わせると年2.1%と更に低下した。期待収益率の算出方式には3種類ある。詳細は資産運用用語…

本当に厚生年金は年4%で運用できるのか

厚生年金の期待収益率が4%という数字がずっと気になっていた。野口悠紀雄がたびたび指摘している、割引率の計算ミスが頭にあるからだ。そもそもどのようなポートフォリオで運用するつもりなのか、どの程度のリスクを見込んでいるのか、気になって検索してみ…

引き続き年金プログラムと格闘中

基礎年金: 日時を出力するファイルを置くべきディレクトリがないので作成 mkdir -p /rev16/bas/rev/settei/ 国民年金ファイル(/rev16/nat/rev/data/KISONENKIN40-532-445-1830-02)がtarファイルの中にない(他のプログラムが作成するのかも) file_open.cによ…

年金シミュレーションプログラムのコンパイル開始

厚労省の年金シミュレーションを、EUCに変換してLinuxマシンに持っていった。以下は現在時点での作業メモ。基礎年金: すべてC言語。cc *.c一発でコンパイルが通る。 厚生年金の給付推計: Fortran77。 INCLUDE文の引数を、(ファイル名)から'ファイル名'に変更…

株式売買手数料自由化

数日前に『投資と投機』 part1 ある証券会社を例にというblog記事を見つけた。わたしはこの証券会社に口座を作っていないが、ここの経営者の気合の入ったメルマガは一時期愛読していたし、海外の魅力的な投資信託を紹介していたり、個人の財産形成に本気で役…

親がサラリーマンだと

子どもたちには、「お金は役に立ってくれるものや、喜ばせてくれるものと引き換えに渡すんだよ」と話していた。二年位前のことだろうか。ある晩、残業中のだんなに「牛乳とパンを買ってきてね」とメールを書いていると、当時六歳の長男がやってきた。「おと…

401K、意外と役立たず!?

米国における401Kという制度については、1996年ごろ株雑誌で初めて知った。退職金が持ち運べることで人材の流動化をもたらし、税的優遇があることで米国の株高の原動力にもなっているという。退職金が持ち運べるというのには、とにかく大きな衝撃を受けた。…

出生率予測がはずれ続ける理由

月刊!木村剛 vol.1をゲット。「やっぱり出生率予測には強力なバイアスがかかっていた」との、元厚生省職員からのFAX(P84)が掲載されており、これには激怒した。日経ビジネスの2001/12/17号の投書欄に、出生率予測について論じたわたしの投書が掲載された。…

年金問題の書籍

年金問題タスクフォースのサイトで紹介された本を二冊読んでみた。どちらの本も最近良く出ているらしい。見つけるのに苦労した。どっちの本もアタリなので紹介する。 年金に株を入れるなという主張の部分は、株式投資経験者としてはどうも納得できなかった。…

マネーIQ

先月から週刊少年マガジンに、「M.I.Q.」というマンガが連載されている。 「これからはマネーのIQだ」ということでこういうタイトルが付いているのだが、原作者のマネーIQは、原作者blogを読むと以下の点からして非常に疑わしい。 ・学術的な投資理論は一切…

年金制度のソースプログラムを読む

ぱらぱらと、年金制度シミュレーションプログラムの一部を眺めてみた。年金制度はけっこう知っているつもりだったが、あらためてこのソースを読むと、年金制度と一口に言っても、その中には幾つもの年金制度が入っていて、加えてオプションで育休期間年金保…