生命保険の見直しにいどむ(その1)

ちょっと前に、生命保険の営業員が、だんなの生命保険を新しい商品に乗り換えるように勧誘に来た。説明を聞いた範囲では悪くなさそうだったが、なんせ現在の契約は、バブルのてっぺんで加入した予定利率5.5%という、鼻血が出そうな数字の保険である。せっかくの機会だから、他の会社の商品もそのうち検討して、、、と呑気に構えていたら、営業員がとっととしろとせっつく。短めの締め切りでせきたてるのは、悪徳商法の常套手段ではないか。どうせノルマがうるさいのだろうけど。

こうせかされると、生命保険の掛け金を減らす方向で検討を始めたくなるのが人情だ。だんなはそもそも、生命保険には乗り気ではない。投資と考えると、期待収益率はマイナス(じゃないと生命保険会社が運営できるはずがない)。手続きもそれなりに面倒。しかも自分の懐から金が出て行くのに、得をするのは自分じゃなくて女房だ。ついでに遺族厚生年金も、夫が死んだら支給されても妻が死んだら支給されないので、腹立たしいことこの上ないそうだ。というわけで、見直し作業を押し付けられるのは、女房のわたしである。

わたしは現在、医療保障は健康保険しか入っていないので、これを期に割安な夫婦型の保障にすることも頭に入れて、いくつかの生命保険会社のサイトでいろいろ調べ始めた。しかし女性は夫婦型の保険の契約者になれないってどうしてなのだろう。 > 少なくともAIG

そう言えば10年前、子どもの学資保険に入ろうと思って郵便局で申し込んだら、母親が学資保険の契約をするのは駄目だと、郵便局の局員に窓口でごねられて、契約するのにかなりてこずった記憶がある。保険の世界の男尊女卑は、公的年金だけではないようである。