コンビニたちの将来

M.I.Q.でいちばん気になるのは、コンビニたちの将来だ。なんせコンビニ君、トラタヌで年収2000万円になったつもりなのだから。アロハ先生、最初に投資収益率がマイナスだからと言って、パチンコ・公営ギャンブル・宝くじを否定しておきながら(ここまでは正しい)、手数料込みでは投資収益率が負になるデイトレードを薦めるという無茶なことをやってくれた。それにまんまと乗せられたコンビニ君。彼の将来を予想してみた。
デイトレードで大もうけ: 1%未満
信用取引追証で潰れる: 30%
とっとと種銭がなくなり市場から去る: 69.99%

通常の株式投資の勉強ならば、政治経済には強くなるし、会計は詳しくなるし、ついでに英語や数学まで強くなる。身銭を切ると強いのよ人間って。勉強なんて楽勝楽勝。実体験からこれは断言できる。しかし、デイトレードのために勉強するテクニカル分析は、まったく他の事に役に立たない。

メガネの将来も安泰ではない。司法・会計関係については、有資格者を増やして競争を激化させる政策が取られているので、司法試験に受かったとしても、左ウチワで暮らせる時代は終わりつつある。

自分が女ということもあって、小田ナオコの将来も気に掛かるところ。帰国子女といっても、日本の高校に通っているようでは、ビジネスの武器になるような語学力は望めない。現在のところ、男の子にとっては大学進学は特に有利ではないが、女の子にとってはそうではないらしい。四年間も稼げず学費を払うハンディを背負っても、待遇が上がり、より高給取りの結婚相手をゲットできる可能性が増す。しかも最近の経済状況では、よほど夫の待遇が安定しているか、妻が出産・育児でもリストラされない限りは子どもを作りにくい状況にある。

今週のM.I.Q.は、マンガの方はそんなに突っ込みどころは多くないのだが、おまけページが凄い展開に。原作者師匠が登場、デイトレードセミナーを勧める有様。年利80%だと言っているが、原作者は手数料抜きでも100万を106万にするのがやっとのことだ(5月ごろのバックナンバーを参照)。まあ実際にはそんなものであろうけど。いつの間にマガジンは株雑誌になったのだろう。来週の「もう、しませんから」に期待しよう。