昨日の自分の記事に突っ込んでみる
一日経ってから自分の昨日のblog記事([少子化]元少子化問題ヲタクはツッこむ)を読み返すと、突っ込んでみたくなった。
- 元の木村氏のエントリでは、「家族」に対する給付を「少子化対策」と呼んでいたけど、そもそもスウェーデンでは「少子化対策」はないということになっている。それに、元のエントリで「高齢者」と書いてあったのはほぼ年金に等しく、生活保護や、医療給付のかなりは高齢者向けのはずだ。そこを整理すると、外国の「社会保障給付費に占める高齢者向け給付」の数字も大きく変わるはず。そこの指摘が漏れている。
- 日本の人口がそこまで減らない可能性は案外高いのでは、と最近思うようになった。米国の出生率は2を越えているけど、移民を抜くと1.8程度に下がる。そのうち日本が移民を受け入れざるを得なくなり、移民が出生率を引き上げるということも考えられる。
- 米国くらい出生率が高ければ、そりゃ少子化対策に金を使う必要はなかろう。
- そもそも 社会保障統計年報〈平成15年版〉 のP107のグラフは比較対照が乏しすぎて、国際比較というには力不足。ILOのサイトくらい探せよ自分。
- 母子家庭は高齢者数以上に急増しているけど、母子家庭向け給付の総額は急増はしていない。
- 高齢者への所得控除も厚かったことを見落としている。http://www.home-tv.co.jp/ikiiki/kaigohoken_gai_service/zei_yuuguu.html参照のこと。ただしこちらは今後大幅に変更される。
- 元の木村氏のエントリはあくまでも、「国」の給付についてなので、住民税の軽減まで持ち出したのは間違い。