国立大のコスト意識

日経朝刊27面の「まなび再考」欄を読んで、頭を抱えた。教授会のコストがいくらか、雑談で話題になったというのだが、教員の時間コストを誰も知らないというのにまずびっくり。次に、人件費として使われているコストの値が、一人平均年1000万円。だいたい講師で大企業の係長、助教授で大企業の課長、教授で大企業の部長くらいの収入だろうから、この値では、給与とせいぜい入っていても交通費や社会保険程度。間接コスト、法定外福利厚生、場所や設備費等は入っていない。しかも土日祝日なしの一日八時間労働ってどういう計算だ。結果として使用された値「一時間四千円弱」って、それじゃ平社員並だってば。せめて二倍にしてください。