秋は署名の季節(その2)

最初に回ってきた署名*1は学童だった(断った)が、次には保育園の署名、その次に小学校の署名が回ってきた。この順番は、例年のことである。
今年は、保育にしろ小学校にしろ、国庫負担をなくして地方交付税、という動きに対抗する内容が加わっている。
広島市の場合、認可保育園の約三分の二は、コストが高い公立保育園だ。うちの子たちも公立保育園で育ったが、入園当初と違って、年々働く親を励ましてくれるようになったのは肌で感じている。一方、定員割れだった入園当初と違って、低年齢児の生活発表会や運動会参加がなくなったりと、淋しい部分もある。
広島市の公表する保育コストから逆算すると、公立保育園の保育コストは、保育単価*2の二倍程度しているらしい。東京だと、公立保育園でのゼロ歳児保育に月50万とか、区によっては70万とか聞く。ちょっとここまでコストを掛けられると、「保育に公的補助を出しても、わたしの払っている税金や社会保険料でモトが取れるでしょうが」と言えない額になってしまう。

*1:詳細は昨日のエントリ参照

*2:国が保育園の運営コストとして使っている値。ベタベタのコスト積算方式で決まるため、小規模園だと大規模園より大幅に高かったりする。