フランスの保育事情その弐

id:antiECO:20050113 さん、トラックバックありがとうございました。さてご指摘の件ですが、以下に返事をまとめさせていただきます。

  • 「バカンス託児所」についてはantiECOさんの説明で納得しました。
  • 移民への家事・育児委託については、仏系はOKだが非仏系はNGということで納得しました。
  • 小児医療はすごく充実しているのですね。(@_@)
  • いづめこについてですが、そちらのコメント欄はエジコ(わたしは野口英世の伝記で初めて知りました)の話で盛り上がっていますね。子どもを拘束して育てる風習は、swaddlingと呼ばれ世界各地にある風習です。id:dice-x:20040624 によれば、まだ日本にも少し残っているとのこと。
  • フランスの保育事情について挙げられているリンクを拝見しましたが、「託児所二年待ち」とか「託児所二万新設」からすると、かなりの供給不足ですね。「1997年の本は古すぎ」というご指摘はごもっともなので、新しい本を仕入れてきました。

この本によれば、2003年に仏政府の担当者が言うには、三歳以下で託児所に通うのは20万人、認定保育ママが預かる子が50万人だが、政府が預け先を把握していない子が30万人とあります。また両親が共働きの三歳未満児100万人のうち預ける場所がない子が20%とも。またフランスの児童手当が充実しているとはいえ、パリ市の保育料が月額30〜570ユーロ(民間施設は1500ユーロ)、というのは、日本の感覚*1では考えられない高額です。
わたしのblogの記述についてはあとで修正することにします。

  • 父親の育児休暇ですが、8割給付とは言え2週間では、4割給付+社会保険料免除の8週〜1年の日本と比べて充実しているとは言い難いでしょう。

それにしても、フランスの企業の社会保険料負担って高いんだ、、、驚いた、、、

*1:認可保育園なら年収1000万円で6万前後、無認可私立でもせいぜい10万。