ラジオを聞いた

今日は熱が七度台に下がり、少し楽になった。マスヤマコム氏がラジオに出演したというのだが、我が家では子どもが常時騒いでおり、オンデマンドを聞こうとしたが、ラジオを聞き付けた小学生たちが騒ぎまくり、あまりに騒音に一度挫折。
長女「えーー大人気連載中のM.I.Q.? うっそーーーっ。打ち切り打ち切りーーー。」
長男「M.I.Q.なんてマンガ、マガジンに載っていたっけー? オレ知らねえ。」
今日は小学生は小学校、保育園児は保育園である。こころおきなく聞くことにした。
http://blog.radionikkei.jp/webmaster/index.php?ID=63
音声で聞くマスヤマコム氏は、やたらと元気がいい。頭の回転の早い方と見受けられた。以下は、印象深かったエピソードと、それに対するツッコミ。

  • 米国育ちの中学生の甥に、マネースマートを試しにやらせたところ、「これってshort(空売り)できないの?」と言われて衝撃

米国のマネー教育については、http://www.practicalmoneyskills.com/を参照しているのだが、幼少時からの細かいマネー教育があってこそ、中学で株を一手段として取り上げられるのだと思う。ちなみにこのサイトの中学高校用株教材の記述には、short(空売り)は登場しない(リンク)。

  • ネットバブル時に、トレーダーの技やスピードをマンガチックだと感じた

作中で唯一該当するのは「黒場の10分で20万」であろうか。いっそこれに徹して、「1秒間16クリック!!」とでもやってくれたら、突っ込む必要もなかったろうに。

  • M.I.Q.の企画を売り込んだときの企画書の最初が「株価は予測できる」

これ聞いて、こういう人には一生勝てないままと思った。本業では上の人がこの手のハッタリをかましたのを、説明資料作成やら実行する側であるからである。根っからの技術屋であるわたしには、こういう能力がまったく欠けている。

  • M.I.Q.の今後の展開は?」と聞かれ*1、即座にマガジン上の今後の展開にはまったく触れずに、第二部の話

これにはひたすら感心してしまった。

  • 第二部の紹介で、「P/LはいいんだけどB/Sが真っ赤なレストラン」

それは違う、、、営業損益はそこそこ黒字(それも連日満員御礼状態なら)だけど、経常損益は赤スレスレ。

ラジオ日経側の企画意図はこちら:
http://blog.radionikkei.jp/webmaster/index.php?ID=13
うーん、若年層にウケさえすればいいんだろうか。わたしもラジオ日経を聞いたのはこれが初めてだから、その意味では成功なのだろう。

*1:番組が収録された1/20の時点で既に「次週、感動の最終回」と書かれたマガジンが発売されている。ラジオ日経