広島の公共交通機関

広島では、アストラムライン、バス、路面電車が同じプリペイドカードで乗れてしまう。しかもこのプリペイドカード、1000円/3000円/5000円の3種類があるのだが、どれも定価より額面が一割高いという、珍しい料金体系になっている。チケット屋に行くと通常、5000円のカードは4900円で買えるのだが、珍しく4850円で買うことが出来た。紙屋町・八丁堀ではけっこう高い確率で4850円、たまに4800円で買えるのだが、今回は広島駅前だ。珍しいこともあるものだ。
広島の人は、まずバスの定期券は買わない。なぜかというと、定期券の料金体系は、いまだに週休1日を前提としている。このため、週休二日だったら半年定期を買うより、バスカードの方が割安なのだ。おかげで朝夕ラッシュの時間、乗降客がさくさく流れずにカードリーダーの所でひっかかる。
カードリーダーと言えば、平日昼間にMCPを受けに行くために路面電車に乗った時、小学生の修学旅行団体と乗り合わせた。団体は原爆ドーム前で降りていったのだが、何を考えたのか全員に一日乗り放題カードを一枚ずつ持たせていた。カードリーダーを通すのに一人5秒ほど掛かっていたろうか。100人以上が一人一人これをやったおかげで、5分近く降車にかかる羽目になった。誰だこんなことを考えた旅行代理店は。迷惑じゃないか。