三歳児神話の今

「子どもは三歳までは家庭で母親が育てないと取り返しの付かないことになる」という人がいる。これは俗に「三歳児神話」と呼ばれる。元は、超人手不足の施設で戦災孤児を世話したら、問題が発生した(成長後も問題だったのかはわからない)、という研究結果からきている。詳細はŽOÎŽ™_˜bFAQをどうぞ。
日本版ポリティカルコンパス・Q1-1「子どもは三歳までは母親の手で育てるべき」という問いは、三歳児神話を信じているかを問う問題だ。平成10年版厚生白書で、「根拠があることではない」と否定されたものの、かなりの人がまだ本気で信じているらしい。(参考リンク。)
http://cosy.k1.xrea.com/?date=20050330#p01さんは、「これは、託児所に預けるのはあんまり同意できないが、父親の手で育てるのは問題ないと思う、同意できるんだよね。」とおっしゃっているが、三歳児神話を信じている人以外は「同意できない」を選択するのが適切。

コージさんの他の問いについては、以下の通り。

  • Q1-3(既婚女性の労働)については、用語集に記述したとおり、「家族に迷惑をかける」の定義は「食事や掃除が手抜きになる」なので、ずっと主夫だった既婚男性が就労するケースでもない限りは男性には該当しない。
  • Q1-11(売春の規制)については、現状が規制できているかはまったくここでは問題としていない(完全に禁止することはおそらく不可能)。売春禁止の現状でのデメリットとメリットとのどちらをとるかを問うている。

Q1-14については、ドラフト3で参考にさせていただきます。

id:knorimoto:20050402 さんもご意見ありがとうございました。Q1-21(毎日祖先に感謝をささげるべきだ)については、「誰もが祖先崇拝をおこなうべきだ(保守)」「祖先崇拝は個人の自由だ(リベラル)」という軸で設問を立てました。一神教多神教については、ここでは考慮していません。他のコメントについては、ドラフト3で参考にさせていただきます。