財投債と金利上昇

前日のエントリへのbroomさんへのコメントのレス。

平成15年度資金運用業務概況書のP41によれば、財投債の割合は全体の四割弱とかなり大きな割合だ。また債券の場合、金利上昇時にはキャピタルロスが発生しうるが、満期保有まで持つ予定の債券については、時価評価は行わない(P61)ため、運用利回りは下がらない。当面は積立金の残高は増加するので、ほとんどの債券は満期まで保有するだろう。その間は評価損は発生しないことになる。ただし、将来、積立金を取り崩す場合には、金利上昇が運用利回りの足を引っ張ることはありえる。