さんざん煽った挙句に国際分散投資って(笑)

どこらへんが「オレが教えたさまざまな手法*1」が「リスクをコントロール」なんだ。そもそもリスクを完全にコントロールすることなどできない。ロング・ターム・キャピタル・マネジメント破綻はそれを思い知らせてくれた。で、さんざん預金封鎖小渕内閣のツケだと煽った挙句に、国際分散投資の勧めですか。一ヶ月で資金倍増と餌をまいた割には、随分と常識的な線になったものだ。でも、前にコラムで書いていた「一年分の生活費」の話はなし。

あのー、和渕師匠、「アメリカの株式市場なら(中略)ルイ・ヴィトンを経営している会社*2の株だって」って、LVMHはパリ証券取引所*3に上場しているんですけど。北米ではピンクシートなんだが、これって株式市場と呼んでいいんだろうか。ちなみにルイ・ヴィトンのサイトを見ると、株主優待はフランス在住者限定とのこと。

コンビニ君の「パターン認識能力」は、今更突っ込む気もないので省略。でもオンライン証券会社のインタフェースで「秒単位の意思決定」は無茶だってば。でも「学校の成績では測れない能力が、思わぬ形で生かされることが多いんじゃ」は別に「マネーの世界」に限ったことではない。

リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫)
メガネ君が読んでいるのは恐らく、リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫) (上下2巻ある)。

気になるのは、生徒全員に来たメール。これこれ、個人情報の取り扱いはどうなっとるのかね。しかも、生徒の携帯メールのアドレスなんて、学校が管理しているとは思えないのだが。そして文面「収入と支出」「資産と借金」。ここまでは、「損益計算書」と「貸借対照表」のことかと思ったのだが。その次の「カネモチの公式」。第二部は金持ち父さんそのまんまらしい。
http://www.richdad-jp.com/basics.html
こっちの書評の方がわかりやすいかも。
http://d.hatena.ne.jp/mikamama/20041024#p3

*1:トレンドライン、上値抵抗線、下値抵抗線移動平均線の4つだけ

*2:LVMH Moet Hennessy Louis Vuittonであろう。

*3:他にもいろいろ上場しているが、メインはパリだ。