年金白書 (平成11年版)

年金白書 (平成11年版)
ハーデスさんお勧めの 年金白書 (平成11年版) が届いた。感想は、、、微妙(苦笑)。出来はすごくいい。公的年金および企業年金の制度面、運用面、現状、年金を巡る議論、今後の予測、海外比較とてんこ盛り、それでいて平易だし、全413ページとボリュームもさほどではない。

ところが、たった五年前に出版された本だというのに、予測数値がことごとく大幅に違っている。出生率の更なる低下に、加入者数の伸び悩み。おまけにこの間、デフレなのに支給額が切り下げられなかったり、日本株の不調で運用損が出たり、大幅に年金財政が痛んでしまったからだ。

今年の改正では、徹底的な議論なしにしてはギリギリ可能な範囲で、年金財政の悪化に歯止めがかかったと思っているけど、もうそれは限界だ。もう次の改正時期までには、徹底的な議論で根本的な改正をはからなくてはアウトだ。思い知らされた。