流行ですね

ここ10年くらい、「パレートの法則」がマーケッティングで流行っているようだ。「二割の客が八割の売り上げをもたらす」と言うものだ。ここから、固定客に好みのサービスを提供して、もっと金を落としてもらおう、というのが最近のトレンドになっている。キーワードは、CS(Customer Satisfaction)とかCRM(Customer Relation Management)と言った所であろうか。
小田ナオコは、カフェの48人の客に10万円も出資させておいた上に、儲けもここからかっぱごうという作戦を立て、客単価25%アップにみごと成功する。とここまではいいのだが、突っ込みどころだらけなのは相変わらず。

  • 満杯状態が続いているならば、単価が25%アップしたということは、一日の売り上げが40万から50万に上がった勘定になる。VIP室の分、客数は更に増えたかもしれない。借金1000万円返すより、よっぽど損益改善になったんじゃ。
  • オーナーの客単価を3000円と仮定すると、オーナーがらみの客が毎日50人も来ている計算に。オーナーはみんな、一日おきくらいに通っているのか? ずっと続くとも思えんが。
  • 雨の日はペット連れのお客様は断るのか?
  • 原料の調達しにくいスローフードで、新しいメニューはすぐ作れるのか?
  • このスペシャルメニュー、代官山だったら倍以上の値段のような。
  • ペット連れ(1.5人連れ)が増えてカップルを駆逐しちゃったら、かえって売り上げが減らないか?
  • 問題の台風の日の後、よく資金繰りがついたものだ。
  • バイト高校生三人衆の給料は出たんだろうか。
  • そんなに少ない貢献なら、ペットフードは厨房スタッフの手を煩わすだけのような。