日本だけではないらしい

以前、あっくんさんから id:a-kun:20050211 でお勧めいただいたJMMの最新号に、次の記事が出ていた。

アメリカ国内のカトリックに関しては、ゆっくりと退潮へ向かっていると言って良いでしょう。逆にアメリカで勢力を拡大しつつあるのは、福音派などの保守的なプロテスタントです。保守的なプロテスタントの思想は、現在のカトリックと比べると更に保守的といって良いでしょう。(中略)
個人の尊厳を大事にするプロテスタントの伝統を持ちながら、信仰の中身は権威依存で、カトリック以上に保守的、それが現在のアメリカの「宗教ブーム」の正体だと言えるのでしょう。

うちの曖昧なる「伝統」という記事にすなふきんさんから保守とリベラルの混乱というトラックバックをいただいたのだけど、米国でもカトリック→保守、プロテスタント→リベラルの図式が崩れ、保守とリベラルがややこしくなっているようだ。
コンパスの縦軸についていろいろ悩んでいたが、戦前〜高度経済成長期懐古組 ⇔ 改革組 がしっくりくるような気がする。
そうそう、第四象限(政治左、経済右)グループとしてネット上で目立つのは、わたしを含む個人投資家だ。ほとんど第四象限じゃなかろうか。たまに第一象限(政治右、経済右)がいるけど、経済左は見たことがない。イデオロギーよりキャピタルゲイン(笑)。