JR福知山線脱線事故・参考文献その参

「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た

「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た

昨日の記事で紹介した「列車ダイヤのひみつ」では、運転士の訓練内容等にも触れている。その中でひっかかったのは、クレペリン検査等の適性検査にパスすることが、運転士の条件となっている旨の記述である。「心理テストはウソでした」では、血液型からクレペリンやYG等、就職試験の定番検査まで俎上に上がっているからだ。
事故を起こした高見運転手は、過去に三度処分と報じられている。「それがひどいというんだったら、早く配置転換しなかったのが問題だし、運転手になすりつけようとしていて嫌だなあ」と、報道を聞いて思った。
でたらめな適性検査で運転士を選抜したら、適性がなくてもパスすることも少なからずあるだろう。当然、事故の確率も上がる。
ちょっとこの本で疑問なのは、「心理学者は海外文献もロクに読まない」と書いてあることだ。そこまで不勉強な研究者がそうそういるとは思えないのだが、、、