JR福知山線脱線事故関連書籍その四

定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? (新潮文庫)

定刻発車―日本の鉄道はなぜ世界で最も正確なのか? (新潮文庫)

はてな内で、福知山線脱線事故の関連書籍として広く読まれていた本を購入した。海外からは、「は? 90秒遅れのどこが問題?」と言われても、とにかく駅舎のキャパシティが小さいので、定時をキープしないと車両が廻せない、という現実があるわけだ。なるほど。
江戸時代から、共通の時刻が共有されてきたり、参勤交代という大プロジェクトが発生した等の指摘は興味深い。「あなたはどれだけ待てますか」によれば、江戸末期の頃の米国では、町によって時刻が違っていたそうだから、ペリーがびっくりするのも無理はない。

「列車ダイヤのひみつ」を紹介する人が増えないのはしくしくだ。読み進むごとに、あれもこれも、この事故に関連するのではと思える。この本の著者を解説に呼んで欲しいが、無理だろうか > マスコミ

「心理テストはウソでした」のAmazon書評を見ていたら、脱線事故と絡めて書いている人がやはりいた。

これから読みたい本は次の二冊。