出生率予測がはずれ続ける理由

月刊!木村剛 vol.1をゲット。「やっぱり出生率予測には強力なバイアスがかかっていた」との、元厚生省職員からのFAX(P84)が掲載されており、これには激怒した。

日経ビジネスの2001/12/17号の投書欄に、出生率予測について論じたわたしの投書が掲載された。内容は「出生率の低位推計は、現在最も結婚・出産が遅いグループである、東京都の短大以上の学歴を持つ女性の結婚年齢を基にしていると発表されている。しかし東京都の大卒以上の女性の結婚年齢は、短大以上の女性より五年近く高い。女性の短大への進学率は減少傾向・四大への進学率は上昇傾向にある。低位推計は東京都の大卒以上の女性の結婚年齢を基にすべきだし、女性の結婚年齢が30を越すことも予測に入れるべきだ。」というものである。この投書の掲載後、新しい人口推計が発表されたが、今でもわたしの考えの方が、人口問題研究所より的を射ていると思っている。

例の年金プログラムが、まもなくCD-ROMで入手できるそうだ。これは楽しみです。