そりゃ少子化も進むわな

公的年金タスクフォースのblog記事少子化はもうとまらない・・・を読んで、元ネタを読みたくて厚生労働省のサイトを訪れるが、今年前半の出生数の統計が見当たらない。少子化オタクから足を洗って久しいので、webサイトの使い勝手が変わって戸惑う。ついでに社会保障審議会児童部会第3回合同検討会議議事録を読んでしまった。児童部会の議事録を読むのは数年ぶりのような気がする。でも、今回も安心して読めた。年金の自主運用の議事録なんてのは数年以上前から変だったのだが。

政府の審議会レベルでは、話はまともに進むのだ。しかしそこを一歩出ると、性別役割分担論教徒、少子化をネタに自分の無茶な主張を通そうとする人、補助金付き子ども産業が飯の種な人、四半期決算を乗り切るのに汲々とする人によって話はぐしゃぐしゃにされていく。ここらへんのぐしゃぐしゃがあまりにもメンドーになって、わたしは少子化オタクを辞めたのだった。

我が家は核家族共働きだが、最低希望子ども数(夫2・妻3)をクリアすることができたのは、政府の少子化対策と、土地柄のお陰だ。夫婦とも正社員であるお陰で育休が取れるし、育休の度に社会保険料負担は減るし、給付は増えていく。だんなも二回育休を取得。保育園に入りやすい出産時期さえ選べば、地方なので待機も不要。

でもこれ以上は無理だ。ここ数年、仕事の体制に余裕がどんどんなくなっていく。だんなを含む同僚の帰りは恒常的に遅くなり、わたしの育児負担がどんどん重くなっていく。うちのだんなってそりゃあハンサムでね(わたしの目だけにらしいのだが)、それが赤ん坊なんかあやしていると実にプリティーでラブリーでチャーミングで美しくて素敵が三倍増なのだけど、その光景があまり見られないのならあかんぼ産んでもツマランではないか。

週刊!木村剛では政府の少子化政策云々とあるけど、少子化は政府にどうにかできるような問題ではないというのが最近の考え。自分と自分の周りを助けるのに何が出来るか、というミクロな解決法しか残っていないのではないかと。
っていないのではないかと。