ライブドア騒動

ニッポン放送を巡るバトルのおかげで、株式取引の規制を巡る議論が一気に進行している。初めてポイズンピルの話を聞いた時は全然ピンと来なかったが、フジテレビのおかげで一気によくわかってしまった。立会外取引についても今まで興味がなかったのだけど、今回は主役に躍り出た感がある。
立会外取引で最初に報道を読んで引っかかったのは、「メールで取引」という解説文だった。メールって遅延することもある。たいがい暗号化などしていないから、下手すれば傍受し放題。仕手集団に取引内容がばれたらやばいじゃん。たいがい電子署名など付けていないから、もっと下手をすれば改竄し放題。NTT10株を100000株にしたら、もうえらいこっちゃ。
検索してみて少し安心した。

きょうも1件バスケットの引き合いあり。A信託のトレーダーから、電話で「今、FAXとE-Mailでバスケット送りましたので、08:15までにベーシス提示をお願いします」とのこと。Bloombergの端末にE-MailでExcelのシートが程なく到着。

bloombergというからには、専用線と専用システム上のメールであって、インターネット上のメールではないに違いない。盗聴・改竄は格段にやりにくくなる。X.400みたいに、遅延しない保証や相手が読んだかわかるしくみもあるんだろう。
とはいえ、まだ盗聴・改竄のリスクはある。bloombergの回線って、暗号化はしてあるんだろうか。鍵長とブロック長と暗号化アルゴリズムはなんだろう。鍵交換の周期はどの程度だろう。メールのプロトコルはなんだろう。マジでX.400だったりして。うーんうーんうーん。